約束。
＿＿＿＿＿＿＿第2体育館。

実里と2人、少し緊張しながら体育館のドアを開ける。
中では、練習開始の18時を15分後に控え、選手たちがそれぞれアップをしていた。

とりあえず、靴を脱いで、アップの邪魔にならないよう気をつけながら中に入る。

と、
「あ、もしかして見学に来てくれたのかな？」
ジャージ姿の女の人が私たちに気づいて声を掛けてくれた。

「あ、はい！」
私の隣にいた実里が答え、私もそれに合わせて頷く。

すると、とても嬉しそうな顔で、
「わー！！うれしい！ありがとう！
あ、私、経営学部3年の森野光里(モリノヒカリ)です！よろしくね！」
と自己紹介してくれた。

「文学部1年の河田実里です！」
「同じ文学部1年の三沢莉乃です！」
先に自己紹介した実里に続いて私も名乗る。

「えっと、今日はマネージャーの見学ってことでいいんだよね？」
一応、、という感じで森野さんが聞いてきた。

「はい！よろしくお願いします！」
今度は私が答える。

そんな会話をしていると、もう1人、とても美しい女の人がこっちに駆け寄って来た。
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