約束。
その後、片付けを終え帰り支度をしていると、
「2人とも、一人暮らし？？」
と、森野さんが腕時計を見ながら聞いてきた。

「「はい！」」
通学に2時間以上かかる私たちは、高校時代は寮に入り、大学入学と同時に近くで下宿をしている。

「それじゃ、もう少し時間ある？
よかったらこの後ご飯食べに行かない？
近くに私たちの行きつけのお店があるんだ」
と、私たちを誘ってくれた。

続けて櫛田さんが、
「練習中はプレーヤーとなかなか交流できなかったでしょ。実は、プレーヤーのほうも1年生が何人か来てて、この後ご飯に行くことになってるから、そこで色々おしゃべりできると思う」
と付け足してくる。


私たちは当然参加することにし、4人でそのお店に向かった。
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