愛しの先生〜キラリ輝くリング〜【上】
あたしは、信じられなかった。
まさか、先生が人の彼氏に手を出すなんて思ってもいなかったから……
「…ごめん…。そうだよな?奈菜の言う通りだな。」
「…あたし、その先生のこと信じられないから一切連絡とらないで。」
そう言ってあたしは、台所に向かった。
先生まで奪うつもり?
絶対渡さないんだから……
「…なぁ。」
あたしが食器を洗っていると後ろから先生の声がした。。
「何…?」
あたしは一旦水を止めて先生の方へ顔を向けた。
「…抱き締めていい?」
……なっ……
「えっ……?どうして?」
「奈菜が足りないから…」
グイッ
何も言ってないのに…
抱き締めないでよ……
「奈菜…好きだ。」
「うん。」
チュッ
二人は、抱き合いながら夢中でキスをした―……
唇がはれるほど…