愛しの先生〜キラリ輝くリング〜【上】
「なぁ?俺の話し聞いて?」
急に真面目な顔になった先生…
あたしは、そっとスプーンを置いた。
「何?」
「俺…」
〜♪〜♪〜♪〜
タイミング良く先生の携帯が鳴った。。
「……電話だ。」
あたしには見えた。
明るく光っている携帯に映し出されてる
“瀬戸千代”という文字。
あたしも知ってる名前。
瀬戸千代っていうのは、英語担当の先生。。
でも、何で瀬戸先生から電話がくるの??
「出てくるわ。」
出ないでよ。。
「…先生…」
ガチャン
あたしの声がドアの音と共に消えていった。
「…どういうこと?」
あたしは、ずっとドアを見つめた。。
でも、暫くしても先生は帰っては来なかった。。
先生…何があったの?