恋する剣士
「俺のせいだ…」


昴が泣いた

昴は、懸命に育て、今もこんなに看病してくれている


嫌われて…ないかも?



泣いている昴と反対に、笑った


「昴… ずっと… ずっと… そばにいてね…」




昴は、身の上話をしてくれた

驚くほどに、そっくりな育ちだった





昴を元気づけようと

「明日は、良くなるから…」


毎日、言い続けた


いっこうに回復しなかった










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