恋する剣士
慶喜様にお願いして、昴と護衛に参加させてもらった

ちゃんと認めてもらわなきゃ



わたくしに、出来ることを懸命にやる






意気込みは、十分なのだが








「姫、湯にどうぞ」

「ありがとうございます」



……水のままじゃないか


女は、影でこういうことするんだ…

それとも、ここの湯は水か?

「はぁ 面倒くさい」


呟いて、口を塞ぐ
女らしくしておかないと


昼間は、まだ暖かいとはいえ

冷たい


髪を濡らし、体を洗うあたりで
風邪の心配がよぎる

時間をかけたら本当に危ない


水を浴びて髪を拭く


寒い!!!


着物を整えて、髪をときながら日向に座る

「くっしゅん!!」






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