恋する剣士
翌日



城に侵入者が現れた

騒然となる中、明はウキウキと騒ぎの方へ

「昴!!」



忍装束の男へ向けられた笑顔は、喜びに満ちていた


明がこんな表情をするのかと
皆が驚く


「お前… なぜ、俺を昴と呼ぶ?」

「昴だから!」

「…」

「昴!!おかえり!!」



明が男に近づこうとすると侍女らに止められた

男は、ひらりと城を脱ける


「待って!!昴!!昴!!」


「姫様なりません!!」















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