恋する剣士
翌朝


土方の部屋で朝餉を食べながら
昨夜の決断を明に話す



「邪魔になった?」

「そうじゃない… ここの方が、居心地が良さそうだから」

「そう?小五郎君のとことかわらないよ」



黙々と食事を終え

明が、ふぅと小息 「面倒くさい」

少し不機嫌そうに、呟かれた言葉は、口癖であるが
部屋にいる桂、佐々木、土方を緊張させた


「夕べ、そんな事話してたの?
あんたら、この国の為に働きたいんじゃなかったの?
折角の機会を無駄にするな!
それと、普通の女ってのは、無理!
駒乃みたいに可愛い子には、なれない!」


立ち上がる明を桂が捕まえる


「待て!明!」


明が怪訝な表情浮かべ振り返る



< 53 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop