恋する剣士
「小五郎君、そろそろ出ないとみつかるよ」

「明、ここに残れ」

「小五郎君と行く」

「明」

「そんなに邪魔?」

「だから!邪魔じゃない!!」

「いいよ、なんか、面倒くさい」


明が先に庭へ


「待て どこに行く気だ?」

「さあ」



明がひらりと屯所を抜けるのを

「明!!」


桂が慌てて追いかける




「俺が明を捕まえて会津に帰るのは
危険だろうか?」

佐々木が土方を見る



「…拷問されないように、匿えますか」

「それだよな…帰ってこいっつっても
コソコソ匿う場所がいる
桂の言うように、ここが最適な場所だろうな」













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