恋する剣士
永倉だけじゃなく
他の男達もそう思っていた

しかし、宴を切り上げる時間になった


「先に帰らせて貰うよ」


あっさりと明が部屋を出て行った


「落ち着きのねぇ奴だな」


土方が、呟く





新選組との交流を勧めていたのに
今回は、どうしたものかと桂は、困惑した




この宴が切っ掛けで


山南が明里と近藤が深雪と深い仲になった

そして、数日後


駒乃が、身受けされた



突然の事だったが、相手の屋敷に明が世話になっているとわかり、納得した



遠巻きに明を見る桂と新選組の幹部らが思うことは同じ

〝明が結びつけた〟

ということだ



居場所もわかり、安心したのも束の間
明は、姿を消した


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