恋する剣士
近藤 山南 土方 永倉 が
会津本陣の黒谷へ


会津公に拝謁することになり


「此度の働き、見事であった
褒美をつかわそう」


「では、アキラと呼ばれる罪人を」


近藤が言った



「クククッ 随分と気に入られたものよの
だが… 其方らの手には負えん
まあ、しかし
アキラにも心境の変化があったようだ」


「変化?」


「しばらく俺に力を貸してくれるそうだ」


「お願いします!一目、会わせて貰えませんか?」


「こちらからも、アキラについて
騒ぎ立てぬことを約束して欲しい」


「はい」


「アキラを呼んでくれ」






< 75 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop