嫌いの反対


2度そう決意して瞼を下ろした。


もう終わりにしよう。




私は夢の中へ入っていく。







○○○○○○○○○○






『ねーえなにしてんのかな〜?』


…やめて


『あんたが庇ったんでしょーが〜!!』

『え、なに?いじめが終わったとでも思ってんのー?キャハハッ』

『あの子のこと庇ったんだから自分の覚悟くらいきめたんでしょうね〜』



鈍く響く殴るような音。




や、めて。



『おいやめろよ』



低い声。



『いじめなんかして自分のこと恥ずかしいなんて思わねえわけ?』



引き寄せられるときに当たる心地の良かった胸板。




なのに。





『…お前を姫から外す。』




どうしてだったの






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