嫌いの反対










…こう言う時って本当になんで学校と言うものがあるのかと誰かに問いかけたくなる。




「あの子花瓶割った子だよね」

「黄竜の元姫だって」

「演技のためにそこまでやる?」




全身に波留多によって巻きつけられた包帯は今じゃ悪口の中心になっていて。




「ったくどいつもこいつもうるせえな」

「んで?なんであんたまで登校してんのよ波留多」



隣に目を向けると周りにガンを飛ばしながら歩く波留多がいて。


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