嫌いの反対
「ただし」
その場を一瞥するようにしたあと
「話にならないようなら帰るし、卑怯な真似をしたらこっちにも考えはあるから」
黄竜を嘲笑うようにした後、星龍のみんなに顔を向けた。
「さあて、行こうか!もうお昼だよ?」
誤魔化すようにしてその場を散らすと、みんなとともにお昼ご飯を求めに向かった。
コンビニへ足を進めているといつものように右に波留多、左に隆騎がつく。
「咲良、もし手を出されそうになったらどうするつもりだよ?」
「別に…みんなに電話しようと思ってただけだけど」