嫌いの反対
「もういやだよ…」
糸が切れたように泣き叫ぶ私。
「私が姫から外されなきゃいけなかったの?…友梨じゃん、友梨が外されなきゃいけなかったんじゃないの?」
渦巻く黒い感情。
私はそれ以上考えることもなく、その場に泣き崩れた。
側から見ればある程度できた道路の真ん中で。
これ、車通ってたら自殺行為じゃない?
「ハァ、」
溜息をつきながらスマホを見る。
そこに表示されたのは2時間後の時間。
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