嫌いの反対
はあ、やっぱ波留多から離れた方が…
「お前、星龍の姫になるか」
「ハァ!?!?!?!?!?!?」
いけませんでした。
「うん、そうしよ、ね、はい、」
拒否権を与える隙すらなく、腕を持ったままズカズカ進む波留多。
私これから拉致されるわけ?
廊下に出ても相変わらずズカズカ進む波留多。
もう少しで下駄箱って時に波留多ではなく後ろで腕を引っ張られてる私に誰かが突進した。
「え?」
そこにいたのは友梨。
後ろにはもちろん黄竜様々がいるわけで。