嫌いの反対
私が目を白黒させてると
「今日からお前も住むんだよ。バーカ、ほれ鍵」
とカードキーを投げつけられた。
しかしその台詞も、その行動も、呆気にとられているわたしには無駄な事で
「いでっ」
見事なまでにカードキーはわたしの頭に直撃する。
「もう!波留多!痛いってば!!!!」
「お前がボーッとしてるのが悪い」
「意味わかんない!このちんちくりん!!!」
「おい誰がちんちくりんだって?そこのチビか?」