嫌いの反対

「あんたしかいないでしょうがボケナス！！！！」

「お前もとうとう勇太と守と同じ偏差値になったのか？あ？」

「うるさいな！あの２人と私は「ちょーーーーーーっと！！！！なに！こんな所でも喧嘩してるわけ！！！！」



私の声に遮って被せてきたのは



「え？零？」




困った顔をした零だった。




「もーなんで家に帰ってまで咲良ちゃんと波留多の面倒見なきゃなんないわけ？」

「おい、俺も入れんなよ…咲良の面倒見なきゃなんないとか飛んだ災難だな」

「いや波留多も同じ感じだよ…」




私が更にびっくりする中で目の前の波留多と零はなんでもないかのように話をする。