嫌いの反対
見かけによらずだな星龍の奴らって…。
「さぁーてっ!!!」
私は仕切り直してお風呂の扉をバンと開けた。
「やば、広」
それはそれはもう広大な領域でございました。
「ここで本当にお世話になっちゃうのかな」
湯船に浸かりながら家のことを考える。
今日も集まらないであろう家族。
あの家に私だけが存在していた。
その私もが家を放棄しようとしている。
…でも。
あんな孤独はもう御免だ。
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