嫌いの反対
「そうだよいいこと言ったから腹立つの!」
「なんだ、やっと俺の魅力についてきたのか」
「はぁ、何回頭の細胞潰したら正常になるんだろ」
「おい咲良、もういっぺん言って「もう!!!!!!!!!!!!!!!!なんなの!!!!!!!!!!!!」
隣を凝視すると、朝からプリプリしてる零がいて。
視界の隅にはいる守はふるふると笑いを抑えながら食事をしている。
「…ったく、分かってるっつの」
そう言って波留多は椅子に腰をかけ直す。
「んじゃお前俺と一緒に倉庫行こうな」
当たり前のようにニッと笑いかえすと彼…波留多は何もなかったかのように食事を始めた。