嫌いの反対







「着いたぞ」


と一言言うと波留多はバイクから降りると同時に私に手を差し伸ばしてくれる。


「ありがと」


その手を取ると私もバイクから降りた。




コツコツと倉庫に入っていく波留多を追って、昨日のように入っていくと、昨日より人が少ない事が確認できた。



「ちわっす」



私がここにいていいかなのように下っ端君たちは挨拶をしてくれる。



「おはよう」



私はそれにニコリと笑って返した。



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