嫌いの反対
にしても、黄竜の皆は2階から下っ端君たちに呼びかけてたけど。
ここの…星龍の幹部さんたちはちゃんと皆と同じ目線になって皆と対等に話してる。
こういう気遣いなんだろうな、と笑った。
「では紹介する……咲良」
波留多に私は円の中心に導かれて。
自己紹介を促された。
「永窪咲良、です。黄竜の元姫です。波留多には…すごく感謝してます、初めて私のこと信じてくれた人だから…黄竜の人達を裏切ったって噂が流れてますが、あれ本当は嘘で…だから、えっと…」