星降る夜はその腕の中で─「先生…私のこと、好きですか?」
8月~図書館…デート?
私は今、学校の最寄り駅の改札口に一人立っている。
学校に行くには広い中央改札だが、今日は裏改札。
裏改札は駅の西側だけれど、真夏の朝9時前ともなるとここも既に陽が当たってとても暑い。
土曜日の朝からこんなところで何をしているかと言うと…
「南条早かったなー」
こちらに向かってくるのは先生。
そう、私はここで先生を待っていた。
「行こうか」
「…はい」
先生の隣を歩く。
どうしよう…鼓動がすごく速い。
隣にいたらこのドキドキが聞こえてしまうんじゃないかな?
そう思うと余計ドキドキする…
ちらりと見上げる先生の横顔。
綺麗な頬にさらさらとかかる栗色の髪が歩く度に揺れる。
鳶色の瞳。長い睫毛。
夢見るように先生の姿を見ていると、私に気付いた先生と眼が合った。
「!!」
「どうした?」
「…なんでもない」
眼が合ってしまったことと、思わず見つめてしまっていた自分に気付いたことで途端に恥ずかしくなって、慌ててサンダルの足元に視線を落とした。
*
学校に行くには広い中央改札だが、今日は裏改札。
裏改札は駅の西側だけれど、真夏の朝9時前ともなるとここも既に陽が当たってとても暑い。
土曜日の朝からこんなところで何をしているかと言うと…
「南条早かったなー」
こちらに向かってくるのは先生。
そう、私はここで先生を待っていた。
「行こうか」
「…はい」
先生の隣を歩く。
どうしよう…鼓動がすごく速い。
隣にいたらこのドキドキが聞こえてしまうんじゃないかな?
そう思うと余計ドキドキする…
ちらりと見上げる先生の横顔。
綺麗な頬にさらさらとかかる栗色の髪が歩く度に揺れる。
鳶色の瞳。長い睫毛。
夢見るように先生の姿を見ていると、私に気付いた先生と眼が合った。
「!!」
「どうした?」
「…なんでもない」
眼が合ってしまったことと、思わず見つめてしまっていた自分に気付いたことで途端に恥ずかしくなって、慌ててサンダルの足元に視線を落とした。
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