星降る夜はその腕の中で─「先生…私のこと、好きですか?」
どうして先生に相談したかって…
その答えは
先生になら話したいと思ったから。
他の誰かじゃなくて、先生なら分かってくれると思ったから。
『先生が好きだから』─
「……」
私は俯き黙り込んだ。
その答えは、さすがに今度こそ答えられない。
私の判断は間違ってなかったと思う。
村田や岩瀬じゃ私の好きなことややりたいことを一緒に探してくれたりはしない。
先生だから
『南条の夢を一緒に探したいと思う』
そう言ってくれた。
そう言ってくれる先生だから好きになった。
傍にいたかった。
もちろんそんなこと理由にもならないし、言えないけれど…
「初原先生も、新任教師として理想や熱意をお持ちのことと思いますが、それは行き過ぎた指導です」
「はい。反省しています」
「今後南条さんの指導はその一切を村田先生にやって頂きます。南条さんは全て村田先生に相談するように。
初原先生も手出しは無用です。よろしいですね?」
「はい」
強い口調で言う岩瀬に先生だけが返事を返す。
何となく素直に応えられずいた私に岩瀬の声が飛んでくる。
「南条さん!」
「…はい」
その答えは
先生になら話したいと思ったから。
他の誰かじゃなくて、先生なら分かってくれると思ったから。
『先生が好きだから』─
「……」
私は俯き黙り込んだ。
その答えは、さすがに今度こそ答えられない。
私の判断は間違ってなかったと思う。
村田や岩瀬じゃ私の好きなことややりたいことを一緒に探してくれたりはしない。
先生だから
『南条の夢を一緒に探したいと思う』
そう言ってくれた。
そう言ってくれる先生だから好きになった。
傍にいたかった。
もちろんそんなこと理由にもならないし、言えないけれど…
「初原先生も、新任教師として理想や熱意をお持ちのことと思いますが、それは行き過ぎた指導です」
「はい。反省しています」
「今後南条さんの指導はその一切を村田先生にやって頂きます。南条さんは全て村田先生に相談するように。
初原先生も手出しは無用です。よろしいですね?」
「はい」
強い口調で言う岩瀬に先生だけが返事を返す。
何となく素直に応えられずいた私に岩瀬の声が飛んでくる。
「南条さん!」
「…はい」