星降る夜はその腕の中で─「先生…私のこと、好きですか?」
「菊花女学院の初原です。ご連絡が遅くなってすみません。
舞奈さんですがかなり疲れた様子で、今私の自宅で眠っていまして。
…はい、そうですね。迎えに来て欲しいのですが、ただ相当疲れているようですので朝まで眠らせてあげたいと思いまして。
もしできましたら明朝お越しいただければと思います。
私は外出しておりますので、住所を申し上げますので鍵は開けておきますからお入り頂いて構いませんので。
…えぇ。お嬢さんが寝ているところに私が居るのもよろしくないですから。
…いえ。泊まる先に心当たりがありますので私のことはご心配に及びません。
…はい。宜しくお願い致します。
それとなんですが…進路の件で舞奈さんから相談を受けまして、もしよろしければ明日の午後にでも伺ってお父様お母様とお話しさせて頂こうと思うのですが。
…分かりました。大丈夫です。
…はい。では明日の4時に。宜しくお願い致します。
ではこちらの住所を申し上げます。文教台町…」
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