ぎゅっと抱きしめて。
ここは学校の図書室で今はお昼休み。
この学校には図書室が二つあり人が来ない方の図書室にいるから誰にもこの幸せな時間を邪魔されなくて済むから私とみずきのお気に入りの場所。

キーンコーンカーンコーン
あっ、予鈴だ。
嫌だな、今から授業か。
このままみずきと一緒にいたい。
なんか泣きそう。
「すず、このままサボっちゃおうか。」
「えっ?」
「だってすずの顔にまだ一緒にいたいって書いてあるんだもん。なんか涙目にもなってるし。」
やっぱりみずきは私の事1番にわかってくれる。
みずきが彼氏でよかった。
「もう、離さないて。」
「あぁ、絶対に離したりしないよ。」
それからどちらかとも無くキスをした。
存在を確かめ合うような優しいキスは私の心を満たしていく。
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