向日葵だけが知っている
「よし!じゃあ始めようか。」
と、いろはさん。読むの早っ!

「ここのセリフ読んでみて。」
「はい。」

すうっと、息を吸って言う。

「何でだろう。わからないけど私とあんたは、不思議な関係のような気がするの。」

「OK。」
三咲さんが止める。
「よかったよ。じゃあ今度はここが人がたくさんいるホールだと思って緊張した演技でやってみて。」

「…緊張した演技…ですか?」
「そう。はい!」
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