向日葵だけが知っている
「何でだろう。…わからないけど私とあん、たは不思議な関係のような気がする…の。」

意外と難しいかも…。
「そう、どうしても目の前に見えてるのを無視できなくなっちゃう。」
と、三咲さん。

「でも、これが出来れば、目の前に見えてるものを見ないことができる。そしたら…もう、大丈夫!」
今度はいろはさん。

難しいけど…何となくわかった。
これから毎日、練習しよう。

「ありがとうございます。」
私は、二人に頭を下げた。

「ひまりちゃん。」
いろはさん?
「だから、遠慮しないでって言ったでしょ。敬語は、止め」
「そうそう。いずれは同じ仲間になるかもしれないんだし。」


…ん?どういうことだろう。
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