向日葵だけが知っている
「なにそれ。」

気が付くと自分の声とは思えないほど低い声を出していた。

「は?辻井さん?」
もう…許さない。いくら女王様の凪沙ちゃんでも。

私がどうなろうともういいや。
わたしには…美千留がいる。
「自分の利益のために、美千留を利用して…邪魔になったらポイッ?ふざけないで!美千留は操り人形じゃない!いじめっ子はあんたじゃないの?」

ん?どこかで聞いたことがあるセリフ…。なんだっけ?
私は、凪沙ちゃんにぶちぎれながら、考えていた。

…あ、二人のロッテのルイーゼのセリフだ。
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