向日葵だけが知っている
「…っ。」
それでも黙っていると直樹のお母さんは苛立ったように言った。

「いい?別れなさい。これは忠告よ?」

そう言うと直樹のお母さんは椅子から立ち上がり、バッグを持つと出ていった。

…別れたくない。

私は本当にそう思っている。

でも、別れなかったら迷惑がかかる。


直樹のためにはどうしたらいいのかな?
< 224 / 252 >

この作品をシェア

pagetop