向日葵だけが知っている
私は舞に全部話した。

私がpkcで、もう陸上ができなくて、…図書館で起こったことも全部話した。

「さくらの好きなようにしていいからね。」

全部聞いた舞はこう呟いた。
「さくらが自分で決めなよ。私は何にも言わないから。」
 
もし…私が直樹と別れたら、舞に迷惑をかけてしまう。
だって、舞は私に譲ってくれたんだもん。

舞は、私がそう思わないように言ってくれたみたいだ。
 
ありがとう。舞。
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