向日葵だけが知っている
先生の顔を見ると、やってくれるよね?という顔で私を期待していた。こんなの断れるはずがない。
「…やります。」
私はしょうがなく手を挙げた。


交流会は無事に終了した。…でも、悪夢はこの後も続いていたのだ。


「辻井さん…」
振り向くと先生が私を手招きしていた。
「はい。」
先生のところに向かうと、先生は私に一枚の紙をみせた。
「今度の運動会の終わりのあいさつなんだけど…」
あれから先生は私に係などをちょくちょく頼むようになった。
正直…迷惑だよ。
< 30 / 252 >

この作品をシェア

pagetop