向日葵だけが知っている
「先生!何で勝手に決めたんですか?」
クラスでリーダー格の女子が反論する。
「先生が辻井さんが適任かなぁって思ったから…。」
「なにそれ!先生、毎回思うんですけど、先生、辻井さんをひいきしすぎじゃないですか?」
みんなの視線が私に刺さる。
私はうつむいた。
「確かに先生は辻井さんが適任だと思ったかも知れないですけど、ずっと前から挨拶係になりたいって思っていた人の気持ちとか考えなかったんですか?」
「…それは…」
「前田ちゃんとか、一年生のときに挨拶係の六年生を見て、六年生になったら挨拶係をやろうって、ずっと思っていたのに…。」
前田さんがうつむいた。肩が少し震えていた。
クラスでリーダー格の女子が反論する。
「先生が辻井さんが適任かなぁって思ったから…。」
「なにそれ!先生、毎回思うんですけど、先生、辻井さんをひいきしすぎじゃないですか?」
みんなの視線が私に刺さる。
私はうつむいた。
「確かに先生は辻井さんが適任だと思ったかも知れないですけど、ずっと前から挨拶係になりたいって思っていた人の気持ちとか考えなかったんですか?」
「…それは…」
「前田ちゃんとか、一年生のときに挨拶係の六年生を見て、六年生になったら挨拶係をやろうって、ずっと思っていたのに…。」
前田さんがうつむいた。肩が少し震えていた。