向日葵だけが知っている
「先輩!どこに行くんですか?」
私は光希先輩についていきながら言った。
「えっとね…。ここ。」

見ると、そこには金栄ホールと書いていた。

「先輩、ここは?」
「ここはね、私の入ってる劇団の使ってるホール。」
光希先輩って劇団に入ってたんだー。

「先輩って劇団に入ってたんですね。」
「うん。私は役者になりたいからね。」

そういって上を見上げた光希先輩は眩しく見えた。


…私もいつか自分の夢を見つけられるのかな。
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