向日葵だけが知っている
「さくら、おはよう!」

「直樹!おはよう。」

校門に立って私を待っているのは工藤直樹。私の一番の男友達。まだ…付き合っていない。
卒業までに告白しなきゃとは思ってるんだけど…。
「何か元気ない?さくら。」
「いや、何にもないよ。」

直樹には隠したものの、私は確かに悩んでいた。

英語の授業でのこと…
< 71 / 252 >

この作品をシェア

pagetop