向日葵だけが知っている
もう私は…
「さくら!」
ハッと私は直樹を見た。ごめん。ボーッとしてたかも。
「ごめん。聞いてなかった。」

「はーい。」
ちょっとすねた感じの直樹。直樹はたまに可愛いところがあって…。そこがいいんだよね。
「文化祭で今年も演劇部がやるからよかったら毎年恒例のお手伝いに来てねって。」
「あっ、うん。行けたら行く。」

そう言ったもののおそらく私は陸上部で行けないだろう。
陸上部は毎日練習がある。
< 75 / 252 >

この作品をシェア

pagetop