向日葵だけが知っている
「そっか…。わかった。」

早く立ち去りたい。さようなら。

「待って。」

私は直樹に手をつかまれた。
「何で…?」

何でそんなことするの?もう…戻せないんでしょ?
「さくらはいつも誤解してる。俺は、一度だってお前を迷惑って思ってないし、むしろ、楽しかった。
それに…俺は確かに友達に戻りたくないけど…って、まだ気付かないの?」
気付く?

「俺は確かに友達に戻りたくないけど…そのさ…もう、無理なんだ。」
直樹は私を見つめた。












「友達じゃなくて…恋人として、仲直りしてくれませんか?」
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