ツンデレな後輩なんて99.9%好きにならないから!
第一章 アイツとあたし
暑い夏の日
「あつーい!!」
あたしは、真夏の炎天直下で、そう叫ぶ。
「走ってる選手のほうが暑いんだから、黙って仕事しな!」
そう言って、あたしの背中を叩くのは、中学からの親友。
鳴海 涼香(なるみ すずか)だ。
今、サッカー部のマネージャーをしている、あたしと涼香は選手が外周しているのを、ひたすらストップウォッチで計り記録している。
ぶっちゃ、1.5キロを3周だ。1周、走るだけでも、そこそこ時間がかかる。待ってるだけの、あたしからすればすごい暇だし、ひたすら暑い。
「でも、こんなにいい天気なら私も走りたい!」
この、スゴい暑い中そんなことをサラッと涼香は言う。
「涼香は、パワフルだね!あたしは、お金もらっても走りたくないわ」
ジトーとした目で、涼香を見る。でも、それにも気づかず、
「いい汗かきたいなー!」
なんて言ってる
涼香は、もともと運動神経抜群で、
中学ではバスケ部と女子サッカー部の掛け持ちをしていた。
ただ、足の怪我で激しいスポーツが出来なくなり高校からは、
マネージャーになった。
その辺の男子よりも、男気がある姉御肌で面倒見がよくて
サバサバしていて、かっこいい!
それに、化粧も日焼け止めすら塗らないが、
元が美人な羨ましい顔立ちをしている。
本人いわく唯一の女らしさという髪の毛は、
長くて黒く、いつも高い位置でポニーテールされて揺れている。
「花凛!そろそろ早いメンバーは帰ってくるから、タオル準備してきて!」
涼香に、言われあたしはタオルを取りに、しぶしぶ部室へと向かう。
あたしは、真夏の炎天直下で、そう叫ぶ。
「走ってる選手のほうが暑いんだから、黙って仕事しな!」
そう言って、あたしの背中を叩くのは、中学からの親友。
鳴海 涼香(なるみ すずか)だ。
今、サッカー部のマネージャーをしている、あたしと涼香は選手が外周しているのを、ひたすらストップウォッチで計り記録している。
ぶっちゃ、1.5キロを3周だ。1周、走るだけでも、そこそこ時間がかかる。待ってるだけの、あたしからすればすごい暇だし、ひたすら暑い。
「でも、こんなにいい天気なら私も走りたい!」
この、スゴい暑い中そんなことをサラッと涼香は言う。
「涼香は、パワフルだね!あたしは、お金もらっても走りたくないわ」
ジトーとした目で、涼香を見る。でも、それにも気づかず、
「いい汗かきたいなー!」
なんて言ってる
涼香は、もともと運動神経抜群で、
中学ではバスケ部と女子サッカー部の掛け持ちをしていた。
ただ、足の怪我で激しいスポーツが出来なくなり高校からは、
マネージャーになった。
その辺の男子よりも、男気がある姉御肌で面倒見がよくて
サバサバしていて、かっこいい!
それに、化粧も日焼け止めすら塗らないが、
元が美人な羨ましい顔立ちをしている。
本人いわく唯一の女らしさという髪の毛は、
長くて黒く、いつも高い位置でポニーテールされて揺れている。
「花凛!そろそろ早いメンバーは帰ってくるから、タオル準備してきて!」
涼香に、言われあたしはタオルを取りに、しぶしぶ部室へと向かう。
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