ツンデレな後輩なんて99.9%好きにならないから!
だけど、あたしにはそれに対して口出しなんて
出来なかった。止めることも出来なかった。
だって、あたしは部外者だもん。
郁斗が、家族のために頑張ってるの知ってるからこそ、なにも言えなかった。
だから、あたしに出来ることは昔と変わらずに
幼なじみとして
郁斗のことわかってあげて、一緒にいることだと思ってる。
それに、郁斗の優しいところはなにも変わってない。
だから、これでいいんだ。
そんな事を考えていると
いつの間にか、家に着いていたあたしは扉を開けた。