先生はめんどくさがり。
「え?」
先生の言葉に先に反応したのは私。
「本気だけど?」
また、時が止まる。
啓太が私を掴む力さえ、弱くなる。
嘘…じゃないよね…?
聞き間違いじゃないよね?
「ってことだから、貰うね」
先生は、私の腕を引いて固まってる啓太の前をすり抜けていく。
いや、待って…
まだ頭の中混乱してるし、心臓だって凄くうるさい。
そしえ連れてこられたのは、先生の部屋。
「ねえ、せんせ……」
部屋に着いたら、絶対に聞くと言い聞かせていたのに、緊張からか、喉が渇いて目が泳ぐ。
「感想は?俺に告白されての」
「…え?」
「ないの?」
こんな時に、そんなこと聞くドSいますか…?