先生はめんどくさがり。


「…先生…そろそろ戻らないと」





あれからしばらく話して、時間は進んで夜の12時過ぎ。



さすがに、そろそろ戻らないといけない。


時間的にも、私の心臓の為にも。





「んー」





いや…離してください?


さっきからずっと抱きしめられてる状態だし、限界が近いです。



本当に心臓破裂しちゃう。





「聞いてる?」





って肩を叩いたら、ちゅって短くほっぺにキスされるから、すぐに反対を向く。





「こっち向けよ」





そんなの無理ですって気持ち込めて、首を横に振る。


しかも何?


甘い話し方から、急に意地悪な話し方に変わってさ。





「はーやーく」





無理無理無理。


本当に無理!!!




だけど、それでも引いてくれないのが先生で。

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