先生はめんどくさがり。
‘‘永遠’’信じてみてもいいよ





「早く来い」


「でも…学校だし」


「家ならいいの?」


「違う…!」





最近、先生が甘すぎる。





「早くしろよ。キスしてあげないよ」





数学準備室にある目の前のソファに座っているのは、私の大好きな人。



顔を真っ赤にしながら先生の膝に座って、向かい合うと、さらに顔が熱くなるのが自分でわかる。





「こっち向けよ」


「恥ずかしい…」


「そんなの知らねえよ」





俯いていた顔は先生の唇に持ち上げられて、上に向けられる。


そして、いつもに増して荒々しいキス。





「ん!んんっ!………ん…」





先生とキスをすると、息をするのを忘れてしまう。


それを知っている先生は、わざとこんなキスするんだ。



…私をみて、また面白がってる。

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