先生はめんどくさがり。


先生は、抱きしめいた腕を緩めて背中を引いた。


膝には乗っているけど、私が後ろに体重をかけていることになる。





「なに?いつからそんな悪い子になったの?」


「…先生と出会う、ずっと前からだよ」





少し、出来心の挑発心でそう言った私。


そんな私の目をジッと見て、先生はと得意の営業スマイルでニコッと笑う。





「俺のこと煽んの上手だね」





そう言ったのが終わり。


そこからは、また沼に引き込まれるようなキスが続いた。





そして放課後。


先生に近くのコンビニで待ってろと言われて、待っていると先生の車が入ってきた。



車に乗り込むと、先生の匂いが広がっていて、これ私のものなんだって安心できる。

< 179 / 284 >

この作品をシェア

pagetop