先生はめんどくさがり。


「や、ちがっ…」





私がそう言えば先生が覆いかぶさった。





「この格好で説得力ねーだろ」


「これは、ズボンが無くて…」


「今日履いてきたやつ履くとかさ、考えれば色々あるじゃん」





男の顔した先生が、上から私を見下ろす。


本当に心臓が、どうにかなってしまう。





「逃がさねーよ」





腕を拘束されて唇が重なる。


すぐに舌が入り込めば、脳内に水音が響いて、麻痺して浮いてるみたいな感覚。





「んっ…っ…せんせ……」


「この意味ねぇ服も全部脱げば?」





着てたTシャツを持ち上げられれば、本当に意味をなくしてしまった。

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