先生はめんどくさがり。


甘いよねー…本当に。





「風呂入ってくるわ」


「うん」





同棲してから気づいたこと。


それは、先生の中には天使と悪魔が存在している。



夜になれば悪魔になるのに、朝起きて先生の顔を見れば可愛いウサギみたいな顔して寝てる。



私の作るご飯を美味しいって必ず言ってくれるし、家事や買い物も時間があれば手伝ってくれる。


優しいの。


本当に。





「でね、たくさんサークルがあって。どれにしようかなあ」


「んー」





お風呂から出て、ご飯を食べた後。


リビングの机にパソコンを置いて、カタカタ入力している先生。



そんな先生の前にコーヒーを置いた私は、大学1日目についておしゃべり中。

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