先生はめんどくさがり。
私に言葉を飲み込ませるように勢いよく重なった唇は、意外とすぐに離れた。
「…ガキのくせにエロい顔してんなよ」
そしてまた、静かに唇が重なる。
口を割って、震えそうな舌が先生のに捕まったら。
溶けてしまいそうなくらい甘い音が、保健室に響く。
「……ん……んっ…」
びしょびしょのこの体が、尋常じゃないくらい熱を帯びていて。
息をしたら声が出ちゃいそうで、おかしいくらいクラクラする。
死んじゃいそうだよ…先生…
やっと唇が離れて、足の力が抜けそうになるけど。
私の両足の間に膝を入れて、先生はそれを許さない。
「…もっと欲しい?」
「…もういらな……っんん…」
私の答えなんていらなかったみたいに、もう一度、唇が重なる。
これ以上は、本当にっ…