俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
刑事はギール語で何かをぶつぶつ呟き、帰っていった。

「大丈夫?」

リリーがフローレンスの顔を覗き込む。フローレンスはリリーに思い切り抱きついた。

「あ、ありがとう……」

その声は震えている。リリーは優しくフローレンスを撫でた。

「リリーさん、かっこよかったです!私もあんな風になりたいと思いました!」

小町がそう言うと、アレックスが「フローレンスのヒーローだな!」と笑う。

「私、女の子だからヒーローは無理だよ〜」

リリーはそう言って笑う。

「お前、すごいネ!見直したヨ!」

「ご褒美に、この願いが叶うおまじないの本、あげるよ」

「僕の国の者がすみません。でも、トラブルを解決してくれて、本当にありがとうございます」

次々とみんなが賞賛する。リリーは嬉しそうに笑った。

「リーバス、私もやる時はやるでしょ?」

そう言い、笑うリリーを見て俺の胸が高鳴った。リリーの頭の上に手を置き、撫でる。

嬉しそうにリリーは笑った。その顔がとてもかわいい。
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