俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
「仕方がないだろう。ジャンケンでお前が負けたのだから」

警察犬の頭を撫で、良くやったと褒めながら俺は言った。

ため息をつきながら、レムは手錠を外す。俺は警察犬に水を飲ませ、休ませることにした。

もうすぐお昼だ。そういえば、リリーが何をするか知らない。開催国であり、世界平和対策本部のタンバリー国代表だ。きっとすごいことをするのだろう。

「リーバス!!かっこよかった〜」

人混みをかき分け、リリーが現れた。ミント色をしたリボンやレースがたくさんついているロリータを着ている。

「リリーちゃん!こんにちは!」

レムが嬉しそうに笑いかけると、リリーも「こんにちは!」と笑う。

「おい、お前は何をしているんだ?サボったりしたらどうなるか…わかっているだろ?」

警察犬をレムと一緒になって遊ぶリリーの腕を掴み、俺は言った。

「サボってなんかないよ〜。それに私はお昼頃からの活動だから……」

「何をするつもりなんだ?」
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