天使と悪魔の駆け引き
初仕事
天使になってから1ヶ月、私は訓練に励むことになっていた。
1ヶ月ようやく終わって、仕事開始だそうだ。
始めに比べて技を使えるようになった。
私の担当区域は、私が住んでいる町だった。
今日は初仕事になるわけ。
本当に悪魔なんてその辺に歩いてるのかなあ。
…………、あれ
あれおかしくない?
私の前を横切った何か。
も、モンスター?
しかも、悪魔の羽はえてるし!
美紅は片手で暗示をかけて呪文を唱えた。
悪魔は異変に気付き私に、攻撃を仕掛けてきた。
「きゃ」
やられるっ!
目を瞑った瞬間
ジュバッ!
という音か響く。
「美紅ちゃん!」
あー、杏子ちゃん。
私の家に来ていて
いきなり天使とか言った女は、杏子という名前の子。隣町が担当区域らしい。
「なんで杏子ちゃんが?」
「何となくよ。」
息が荒い。
きっと何かを察したんだろうな。
「ありがとう」
私は頭を下げた。