後輩営業は虎視眈々と先輩アシスタントを狙っている
エレベーターに乗る気も失せたので、階段をトボトボと下り始めた。

あれって、浮気かな?

本気かな?

今日は金曜日か・・・お泊りありですか?

別れるの?

今更?

それとも一夜の火遊びとして目をつぶる?


悶々とまとまらない考えをしなが、自分の営業部のフロアーに戻る。



「ふーー」

PCの画面に向かってため息一つ。

仕事をする気力がゼロだわ。

そりゃそうよ、私だってこう見えてガラスのハートなんだから・・・。

なんて、誰も思ってないか・・・。

自虐ネタ。


「なに大きなため息ついてるんですか?」

声がする左に首だけむける。





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